要点
  • 核医学検査は体内にあるガンマ線の放出(すなわちエミッション)をイメージングし、X線検査はX 線の体内での減弱(すなわちトランスミッション)をイメージングする。
  • 心臓核医学検査は血流,代謝,機能に関する生理学的画像を提供できることが特徴であり、主に形態あるいは解剖学的画像を提供する他のモダリティと相補的関係にある。
 
 

核医学検査とX線検査の比較

* 核医学検査

  • 線源(放射性医薬品)を被験者に投与する。
  • 目的臓器に集積した放射性医薬品から放射されるガンマ線を検出器でカウントする。

* X線検査

  • X線を被験者に照射する。
  • X線の透過度の違いをフィルム上に画像化する。

心臓核医学検査の特徴

  • 単に形態を評価するのではなく,心筋灌流,代謝,交感神経など機能を評価する画像である.
  • 空間分解能,時間分解能は,他の検査方法に比べて劣る
  • 超音波検査や血管造影のようにリアルタイムに評価できない
 モダリティ  冠動脈形態 心機能   心筋灌流 代謝・交感神経 
 心臓カテーテル検査  ◎  ◎    
 X線CT  ○  ○  △  
 MRI  △  ○  ○  
 心臓超音波検査  △  ◎  ○  
 心臓核医学検査    ◎  ◎  ◎

 

[SY: 2010.08.01]