要点
|
減弱補正の特徴
- 下図にて上段は減弱補正された短軸像であり,下段は未補正である.
- 下壁から下壁中隔のカウントが上昇する.一方,心尖のカウント低下を認める症例があるため注意が必要である.
SPECT/CT複合機の普及
- X線CTを用いることで形態画像をSPECTと同一ベッドで収集可能となり,容易に減弱係数マップを作成することが可能になった.
- 呼吸によりCT画像とSPECT画像の時相が異なることがあるため,術者による位置ずれの確認が必須である.(下図は位置ずれが生じた症例)
- X線CTの撮像により患者の被ばく線量が増加するため,低線量での撮像を検討する必要がある.
[KO: 2010.08.01]