要点
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代表的な収集条件
検出器 | 1検出器,2検出器(対向,非対向あるいは直交),3検出器 |
収集範囲 | 180度(※RAO45°-LPO45°),360度 |
回転モード | step and shoot,連続収集 |
カメラ軌道 | 円軌道,楕円軌道,近接起動 |
コリメータ | 低エネルギ高分解能(LEHR),低エネルギ汎用(LEGP) |
エネルギウインドウ | Tc-99m 140keV±10%,Tl-201 71keV±10-15% |
ステップ角度 | 4-6度 |
収集時間 | 1方向あたりの収集時間20~40秒.※投与量,検出器数によって異なる. |
マトリクス | 64×64,128×128 |
ピクセルサイズ | 5-7mm |
180度収集と360度収集
- 米国では180°収集が一般的であるが、日本では両者ともに用いられている.
- 下図は正常症例より作成した180度収集と360度収集のデータベースである.(左:360度収集,右:180度収集)
- 前壁中隔および中隔のカウント変化に注意する. 180°では前壁中隔が高めに、前壁の心尖寄りは低めに見えることに注意.
- 180°と360°の正常データベースの特徴の違いは、日本核医学会作業部会データベースに詳細な比較がある.
収集条件の標準化
- 核医学技術学会にて収集条件の標準化が進められている.
- 参考文献:増田安彦,川渕安寿,片渕哲朗,柳沢正道,長木昭男,大屋信義,寺岡悟見,仁井田秀治,臨床に役立つ基準画像の収集・処理・表示・出力のポイント.核医学技術2008; 28: 131-66
[KO: 2010.08.01]