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心臓核医学における心筋のセグメント分割

要点
  • 心筋を領域に分割する方法としては、4分割、9分割、17,20分割など、様々なセグメントモデルが用いられてきた
  • 米国心臓協会、心臓核医学会、核医学会で共通するモデルとしては17セグメントモデルがよく用いられ、一般的にはこのモデルをお薦めしたい。

17セグメントモデル

  • 心筋の短軸断層像の心基部、中央部、心尖部をそれぞれ6、6,4セグメント、長軸垂直断層の中央のスライスから心尖部の1セグメントを加え17セグメントに分割する
  • polar mapによる表示と併せて示す

  • 3次元的に心筋表面にどのように分割が投影されるかを示す

20セグメントモデル

  • 歴史的には20セグメントモデルもよく用いられてきたが、最近は上記の17セグメントモデルが一般的になっている。
  • 17セグメントモデルとの違いは、短軸断層像の心尖寄りが6分割であることと、長軸垂直断面で心尖部が前壁側と下壁側の2セグメントに分割される点である。下図中の数字は、心筋内の平均カウントである(最大値を100%に表示)

     

17-segment model 20-segment model

 

[KN: 2010.08.01]